サイト名「水餃子」について

サイト名「水餃子」ですが、家内の母の得意料理のひとつです。身も皮も手作りです。

ひとくちでは食べきれないほどの大きな餃子を茹でて、ポン酢などのたれに浸して頂くととてもおいしいです。我が家の場合はたれに辛子を入れます。ザク切りにしたたまねぎが、茹でても歯ごたえがあり、食感も良く食が進みます。

家内の母は父親の仕事の関係で少女~乙女時代を大連で過ごしました。日本敗戦後もすぐは日本に帰れず、八路軍(共産党)に父親を取り囲まれたときに、銃口と父の間に立ちはだかったという武勇伝も聞きました。実家にやっとたどり着いたのは戦後1年以上経過してからでした。
朝鮮の港から帰国に向けて日本の船に乗ったときは本当に安堵し、妹と思わず万歳を叫んだ、とも。国家に守られない国民がいかに無力かをいやというほど身に染みて感じたのだと思います。今でも「わたしは絶対に外国なんか行きたくない、日本がいい」と言います。

その彼女の得意料理が水餃子です。いくら外国嫌いでも、おいしいものはおいしいのです。先日中国のお客様を迎えるときに純粋の日本料理ってなんだろうと考えてみたのですが、あまりおいしいものが思い浮かびません。トンカツ?すき焼き?天ぷら?これらは全て、外国の文化に触れて考え出された日本の料理です。結局、人間は多様な人々との交流があってより豊かになるのだと思います。水餃子image

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>